前立腺肥大症では、膀胱の下にある前立腺が大きくなったり、前立腺の筋肉が緊張したりするため、尿道が圧迫されて排尿障害をきたすことがあります。前立腺肥大症により起こる排尿障害のひとつとして尿失禁があります。
前立腺肥大症による尿失禁
前立腺肥大症においては様々な種類の尿失禁がおこる場合があります。代表的な尿失禁としては下記のようなものがあります。
前立腺が肥大することにより正常な排尿が行われず、膀胱内に常に多量の残尿が存在するために、それ以上尿が貯められなくなり、まるでダムから水が溢れるように、尿道から尿が溢れ出て、いつも尿がちょろちょろと漏れる状態になることがあります。
急に強い尿意を催し、トイレに行くのが間に合わず、我慢できずに失禁してしまうことがあります。
前立腺肥大症手術後の尿失禁
前立腺肥大症が重篤な場合には、外科的手術が必要となる場合があります。手術後は、前立腺肥大症によっておきていた尿失禁などの症状はなくなりますが、回復するまでのある程度の期間は尿漏れが続くことがありますので引き続き尿失禁管理がひつような場合があります。手術後の回復期における尿失禁については、医療従事者と相談し、最適な排尿管理を行いましょう。
前立腺肥大症の尿失禁管理
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